4月から、平成23年度がスタートしました。
この「子育て広場のひとりごと」のコーナーが、1月のままで、長い間、更新していなかったことを、深くお詫び申し上げます。こちらの怠慢さを棚にあげ、少し言い訳をさせていただきますことを、お許し頂きたいと思います。
若草保育園の設置経営主体は、社会福祉法人 後人社です。
この、社会福祉法人後人社が、平成23年4月に、清水区におきまして、「清水みらい保育園」を開園致しました。静岡市で、駿河区に1施設、清水区に1施設という形で、これからは、今まで以上に、広きにわたって「よりよい保育」を目指して、邁進してまいりたいと思いますので、これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
という事情がありまして、1月から、開園までの4月は、怒涛の勢いで月日が流れました。
その為に、「子育て広場のひとりごと」のコーナーが、しばらくお休み状態となってしまいました。このページを少しでも、楽しみにしてくださっている皆様には、本当に申し訳ありませんでした。
そして、5月を迎え、ようやくどちらの保育園も、4月の入園時期をなんとか無事に過ごすことができ、ちょっぴりホットしています。今までとは状況が少し変わりましたが、保育に関する色々な情報を、これからも、発信していきたいと思いますので、若草保育園ホームページの「子育て相談室」をクリックして、「子育て広場のひとりごと」を、覗いてくだされば嬉しいです。どうぞ、よろしくお願い致します。
さて、4月は入園、進級の季節でした。
お子さんの様子はいかがでしたか?
4月に入園したお友達にとっては、新しい場所、新しい先生、ということで、すべてが未知の世界の中で過ごすことになるわけですから、どのお友達も、その緊張感は、私たち大人が想像する以上のものだったことと思います。それは、一つ上のクラスに進級したお友達にも言えることでしょう。3月まで同じ保育園にいた子供たちだから(私たちは継続児童と呼びますが)大丈夫だろう、と思われがちなのですが、実は、継続児童にとっても、4月は、やはり緊張する季節なのです。その緊張感が続いている間は、身体的な面でも、緊張しているようで、かなりがんばって毎日登園できるのですが、5月に入り、少し緊張がほぐれてきますと、身体の緊張もとれるのか、体調が崩れ始め、発熱、下痢症状、などでお休みをしたりするようになります。
ちょうど、今の時期が健康面では要注意の時ですので、お子さんの健康管理には十分注意してあげてください。
上記で述べたように、初めての環境の中で、
子供たちはどんな姿をみせてくれるでしょう?
初めて出会う物、また理解出来ない物に出会った場合、たいていの子供は手をだすことをためらいます。
それは、私たち大人も同じです。万が一、うかつに手を出してしまってとんでもない事態になってしまうことも考えると、手を出さないでいることは、自分の身を守るための自然な姿でもあります。
ただ、子供は、初めての物に対して大人以上に興味、関心を持つようです。「どうなっているんだろう?」「不思議だな?」という気持ちが、「ちょっと、触ってみよう!」「ちょっと、やってみようかな?」という行動になります。大人だとどうでしょうか?「さわらぬ神にたたりなし!」的発想で、自分から行動しない傾向ではないでしょうか。
ここが、子供と大人の違いかもしれません。
たとえば、ティッシュボックスの中から、ティッシュを繰り返し、繰り返し引き出して、ティッシュの箱をカラッポにしてしまう。花壇の花やつぼみを片っ端から摘んでしまう。 お母さんの口紅を出して、そこらじゅうに絵を描いてしまう。パソコンをいじってデータを消してしまう。などなど、大人から見ると、「いたずら」と思えてしまう行動なのですが、子供からしてみると、興味、関心を持って、疑問に感じた事にチャレンジしているのだ、という見方をしますと、子供たちの行動は、「試し」の行動といえるようです。この子供の試しの行動は、心理学的に見ますと、周りに信頼できる人がいて、安心できる状況である場合によく見られるようです。そして、大好きな人、あこがれる人が大切に使っている物にアプローチすることが多いということでした。
このように、初めての物、なじみのない物に、興味・関心がわいて、触ってみたいと、手を出すのはやはり、勇気がいることです。
その勇気は、どこから湧いてくるのでしょう?
この勇気の源は、周囲の人々との信頼関係ができていて、また子供の精神が安定していることが必須条件なのです。そういう意味で、子供たちが試し行動ができるということは、子供たちが安心して生活している証拠であり、周囲の人々の暖かな見守りがあってこそのことなのです。
そして、触ってみたいという「試し」の行動を積み重ねることにより、自己の世界が、更に広がっていきます。その結果、「試し」という
思いが、もっと知りたい、もっとやってみたい、という意欲につながるのだと思います。それは、年長クラス、年中クラスぐらいになりますと、こうした「試し」行動の積み重ねが、今度は、知的好奇心を高めることにもなっていきます。
このように考えていきますと、入園した子供たち、進級した子供たちと、早く信頼関係を作り、安定した生活の中で、たくさんの「試し」行動ができるように、私たち職員は、物的環境、人的環境を早く整えてあげることが、とても大切なことであることを、改めて認識しました。
子供たちが、保育園で、たくさんの「試し」行動ができるよう、環境を整えてあげたいと思います。
東日本大震災によせて
子育て広場のひとりごとを、長い間お休みしていた間に、色々な出来事がありました。
とりわけ、3月11日に起きました東北関東大震災には、本当に驚き、刻々とその惨状をニュースで見るたび、胸が痛みます。
また、被災地でボランテイアをされた方から、その悲惨さは想像を絶する程であるということを聞きますと、本当に地震の怖さを感じました。
ただ、今回の地震で、保育園でお預かりしていた園児の死亡者はゼロだったということを知り、それが唯一の救いでもありました。また、同じ保育園という職場に関わる者として、身が引き締まる思いが致しました。
静岡も、東海沖大地震が、いつ来てもおかしくないと言われてきました。
もし、もし…・万が一、静岡に大地震が発生しても、冷静な行動で、子供達の命をしっかり守らなければならないことを、改めて胸に刻みました。
今は、ただ… ただ…
被災された皆様が、一日も早く、平常な毎日を過ごすことができる日が
一日も早く訪れますことを、心からお祈り申し上げます。 |